サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

2013-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

昼過ぎまでホテルでぐうたら寝てる。お昼は中華街に出向いて麻婆丼を食す。汗たくさんかいた。その後、某祖父のところに行って挨拶。80をとうに過ぎているのにまだまだ元気なように感じた。嬉しい。実家で年越しそばその他を食べてホテルに戻ってくる。 色々…

長崎へ

昼過ぎに起きる。身支度して、長崎行きのために博多へ。 昼飯は博多駅ホームにある立ち食いラーメン屋の素ラーメン。うまい。コスパも素晴らしい。電車の中では金子善彦先生の「アリストテレスの思惟論再考」を読む。相変わらずクリアな分析で素敵。自身の研…

中州へ

午前中は疲れがたまっていたので延々と寝てた。昼からは復習兼ねてのブログ更新。 4日も経つとよくおぼえてないところも出てくる。その後、中洲で知り合いの手伝い。 夕飯は回転寿司でした。

大橋ヘ

副業で大橋ヘ。 昼ごはんは大橋駅近くのウェストでかき揚げ丼。店長さんの娘さんがノリのいい人で食べ終わったあとも他のお客さんを巻き込んで話し込む。リピーターなります。 その後は大橋キャンパス正門すぐ近くの喫茶店に移動。300円でアメリカーナ。おい…

『魂論』集中講義五日目

五日目。 B巻第5章の終わりを片づけ、当初からの予定を少し変更して第12章へと直接とぶ。 私が予てから注目していた部分が出てきたこともあり最高に楽しかった。 まず問題となるのは以下のテクスト。 しかし、感覚と知識には違いがあり、その違いは、感覚す…

『魂論』集中講義四日目

四日目。 第5章を粛々と読んでいく。 話題になったことはたくさんあったが、自分にとって重要なことをあまり見つけられなかったことは残念。私の怠慢です。 ひとまず、可能態と現実態の単純ではない(οὐκ ἁπλῶς )峻別方法が明示されたことが最も大事だと思…

『魂論』集中講義三日目

三日目。 B巻第2章の残りを終わらせ、第5章に突入。 作用や性質変化について色々と話題になった。 感覚は動かされることのうちにも作用を受けることのうちにも生じることは、先に言われたとおりである。というのも、感覚とは或る種の性質変化であると考えら…

『魂論』集中講義ニ日目

集中講義二日目。『魂論』B巻第1章後半部分から第2章についてかなりディープな議論がなされた。 特に問題になったのは第2章414a4-14。 さて、①「それによってわれわれが生き感覚するところのもの」は二つの仕方で言われるのであり、それはちょうど②「それに…

『魂論』集中講義一日目

今日は、五日間にわたる某先生による『魂論』集中講義一日目。 予習その他諸々の理由で寝てなかったのでふらふらだったが、なんとかこなすことができた。あと四日間よろしくお願い致します。 B巻第1章から読み進めているが、最も問題になったのはやはり以下…

日記

今日は玉名行きがなくなったので家で英気を養っていた(=寝てた)。 夜は集中講義に向けて翻訳作業。『魂論』B巻第1章の最後に出てくる次のテクストは、デカルトが『省察』第六省察で出してくるものの元ネタ。 さらに、船人が舟の完全現実態であるように、…

日記

今日は朝から何もなかったのと、深夜に京都の某氏と話が弾みすぎたこともあって12時過ぎに起床。身支度整えて大学へ。学会業務をいくつか片付ける。幹事の皆様、一年間お疲れ様でした。それが終わったあとは、かねてからの約束通り研究室の後輩を連れて天神…

日記

某先生にならって、私も通常の記事の他に日記を可能な限りつけてみたいと思います。 あんまりお酒ばかり飲んでいる姿をお見せするのもあれなので……。 午前中は研究室。大学内の学会のことについて某先生と相談。 その後、書類を作成してメールを何通か送る。…

Vina maipo cabernet sauvignon 2012

西鉄ストアにて525円で購入。 とにかく甘い。単体でも軽くいける感じ。

Quinta Las Cabras Cabernet Sauvignon 2012

http://item.rakuten.co.jp/bacchus-m/quinta_las_cabras_cs/ セブンにて500円で購入。 ワンコインで購入できるものの中ではかなりいいものである気がする。 甘い。わりと軽め。

casa subercaseaux merlot 2013

ジュースみたいなものかと思って買ってみたけれどもそんなことはなかった。 ローソンで500円。タンニンがかなり強い。 食事抜きでこれだけ飲むと結構キツイかも。

Perrito Chardonnay

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/B468/ http://www.sapporobeer.jp/product/wine/B466/index.html 悪くないけど少し酸っぱい気がする。 と思ったけど、単に付け合せが悪いだけだった。うまいです。 12/9追記 赤も飲みました。こっちの方がいいかな。

CARMEN CHILE Merlot 2012

最近アルコールのことばかりですが……。 香り◎。相変わらずコスパがよろしいです。

Alegremente Sauvignon Blanc

セブンイレブンの398円チリワイン。 ワインは本当に素人ですが、この値段でこの味だったらかなりいいと思う。 ふつうに美味しいです。 2013/12/16追記 赤も買ってみた。このワインは白のほうが美味しいかもしれない。

Poltal Del Alto(赤)

以下、完全に趣味の話でアカデミックな話題とは一切関係ありません。 焼酎ばかり飲んでいる私ですが、「ちょっとワインについて勉強してみよう」ということで、副業先の近くに最近できた「やまや」でワインを物色してみました。 その際、研究室の後輩から「…

「『分析論後書』におけるヌースの意味」

本論では、まず導入部分において、ヌースに対する(知的)直観という規定が拒否されます。本論におけるLesherの目的は三つあります。第一に、アリストテレスのテクストを、単なる「第一の諸原理の把握」という観点からではなく、より一般的に「洞察(insight…

日本倫理学会第64回大会

日本倫理学会で10月6日に発表してきました(プログラム)。 題目は「実践における知性――アリストテレス『ニコマコス倫理学』Z-H巻における個と普遍の観点から――」、司会は京都大学の水谷雅彦先生です。 原稿(pdf): https://docs.google.com/file/d/0Bzk8O7…

斎藤憲『ユークリッド「原論」とは何か』

ユークリッド『原論』とは何か―二千年読みつがれた数学の古典 (岩波科学ライブラリー) 作者: 斎藤憲 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2008/09/17 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (3件) を見る エウクレイデス全集の訳者の一人であ…

最近の読書

透明人間の告白 上 (河出文庫) 作者: H・F・セイント,高見浩 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/12/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (8件) を見る 透明人間の告白 下 (河出文庫) 作者: H・F・セイント,高見浩 出…

アリストテレス関連論文二本

永井龍男「アリストテレスの共通感覚論」 タイトル通り、アリストテレスの「共通感覚」についての論文。特徴としては、『自然学小論集』の参照を多く行なっていることと、「比(logos)」の重視が挙げられます。アリストテレスに対立する意見としてバークリ…

プラトン『ゴルギアス』

ゴルギアス (岩波文庫)作者: プラトン,加来彰俊出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1967/06/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 24回この商品を含むブログ (40件) を見る 某所で色々やっていたことを記憶しておくために、「解説」からの引用でまとめておき…

ラッセル『哲学入門』

The Problems of Philosophy作者: Bertrand Russell出版社/メーカー: Dover Publications発売日: 1999/01/26メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る 哲学入門 (ちくま学芸文庫)作者: バートランドラッセル,Bertr…

香西秀信『論理病をなおす!――処方箋としての詭弁』

論理病をなおす!―処方箋としての詭弁 (ちくま新書)作者: 香西秀信出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11メディア: 新書購入: 8人 クリック: 68回この商品を含むブログ (23件) を見る 5月に東京の古書店で購入した本を今更読了。 「詭弁論」という分野に…

『ローマの休日』

ローマの休日 [DVD]出版社/メーカー: ファーストトレーディング発売日: 2011/02/15メディア: DVD購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (17件) を見る 折角の休日だったので、大好きなこの映画を見ていました。 (あまり休んでいる暇もないんですが……

丹治信春『クワイン――ホーリズムの哲学』

クワイン―ホーリズムの哲学 (平凡社ライブラリー)作者: 丹治信春出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 48回この商品を含むブログ (16件) を見る 引き続き、英米圏の哲学強化月間。 架空的対象の話も絡んでくる、第4…

バリントン・J・ベイリー『ロボットの魂』

ロボットの魂 (創元SF文庫)作者: バリントン・J.ベイリー,Barrington J. Bayley,大森望出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1993/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (14件) を見る 趣味と実益を兼ねて、ロボットものの古典を読…