サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

2013-10-27から1日間の記事一覧

「『分析論後書』におけるヌースの意味」

本論では、まず導入部分において、ヌースに対する(知的)直観という規定が拒否されます。本論におけるLesherの目的は三つあります。第一に、アリストテレスのテクストを、単なる「第一の諸原理の把握」という観点からではなく、より一般的に「洞察(insight…