サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

『デ・アニマ』

『デ・アニマ』読書会など

9時起床。副業がないのでだらけてしまい、ご飯を食べたあと昼寝をしてしまう。 起きた後は研究発表の準備と読書会の準備を平行して進める。 20時から『デ・アニマ』読書会。Γ巻第4章の中盤辺り。 知性の働きについての詳述が続く。シモンが出てくる辺り、『…

『デ・アニマ』読書会など

9時起床。今日は祝日。 勉強会の準備を粛々と進める。この間熊本の某氏から、「Hicksは絶対に参照するべきだけど、写本の関係上やはり底本はRossがいい」とアドバイスされたので買ったOCTを使用する。 De Anima (Oxford Classical Texts) 作者: Aristotle,Da…

学内発表と『デ・アニマ』読書会

10時起床。リズムは戻った。 20:30からある読書会の準備をして、14:00に博多。色々資料を受け取る。 16:00に箱崎。色々雑務を済ませた後、某後輩の学内発表に出席。テーマはヘーゲルとトマソン。面白かったが、某後輩はこの路線で進むつもりはないとのこと。…

通院など

8時起床。朝ごはんは用意してもらったパンとベーコンエッグ。美味でございました。 11時から某病院。相変わらず1時間ほど待たされる。 診察の後は赤坂の方まで歩いて某焼肉屋に入る。ワンコインで食べられるステーキ丼がすごく美味い。最近少しだけ疲れてい…

『魂論』集中講義五日目

五日目。 B巻第5章の終わりを片づけ、当初からの予定を少し変更して第12章へと直接とぶ。 私が予てから注目していた部分が出てきたこともあり最高に楽しかった。 まず問題となるのは以下のテクスト。 しかし、感覚と知識には違いがあり、その違いは、感覚す…

『魂論』集中講義四日目

四日目。 第5章を粛々と読んでいく。 話題になったことはたくさんあったが、自分にとって重要なことをあまり見つけられなかったことは残念。私の怠慢です。 ひとまず、可能態と現実態の単純ではない(οὐκ ἁπλῶς )峻別方法が明示されたことが最も大事だと思…

『魂論』集中講義三日目

三日目。 B巻第2章の残りを終わらせ、第5章に突入。 作用や性質変化について色々と話題になった。 感覚は動かされることのうちにも作用を受けることのうちにも生じることは、先に言われたとおりである。というのも、感覚とは或る種の性質変化であると考えら…

『魂論』集中講義ニ日目

集中講義二日目。『魂論』B巻第1章後半部分から第2章についてかなりディープな議論がなされた。 特に問題になったのは第2章414a4-14。 さて、①「それによってわれわれが生き感覚するところのもの」は二つの仕方で言われるのであり、それはちょうど②「それに…

『魂論』集中講義一日目

今日は、五日間にわたる某先生による『魂論』集中講義一日目。 予習その他諸々の理由で寝てなかったのでふらふらだったが、なんとかこなすことができた。あと四日間よろしくお願い致します。 B巻第1章から読み進めているが、最も問題になったのはやはり以下…

日記

今日は玉名行きがなくなったので家で英気を養っていた(=寝てた)。 夜は集中講義に向けて翻訳作業。『魂論』B巻第1章の最後に出てくる次のテクストは、デカルトが『省察』第六省察で出してくるものの元ネタ。 さらに、船人が舟の完全現実態であるように、…

アリストテレス関連論文二本

永井龍男「アリストテレスの共通感覚論」 タイトル通り、アリストテレスの「共通感覚」についての論文。特徴としては、『自然学小論集』の参照を多く行なっていることと、「比(logos)」の重視が挙げられます。アリストテレスに対立する意見としてバークリ…

『魂論』コメンタリー

Aristotle's De Anima: A Critical Commentary作者: Ronald Polansky出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2010/07/05メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 某読書会用&研究用。 580ページ。 2013/03/24追記 Jannone&Barboti…