サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

学会・研究会

Kenny, Anthony, ‘ Practical truth in Aristotle’

ご無沙汰しております。 仕事でも私事でもごたごたが多く、なかなか更新できませんでした。 このたび九州大学名誉教授の松永雄二先生を中心とした会である「西日本古代哲学会」にて発表をすることになりました。 題目は「アリストテレス『ニコマコス倫理学』…

西日本哲学会で発表してきました

例によってリサーチマップに発表原稿をあげております。 リンク先PDF https://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=75249 はっきり言って、今までの中で一番ひどい内容だったかもしれません。 知識と存在との関係をつけようと急くあまり、か…

西日本哲学会第六十五回大会

もう明日ですが発表してきます。 よろしくお願いします。 2014年12月6日(土)、12月7日(日) 会場:山口大学 一日目 12月6日(土) 10:00~12:00 研究発表 1. 知識の必然性再考― 『分析論前書』A巻第27-31章における中項探求の方法を手がかりとして九州大学…

Matthias Schrin先生の講演会 "The Ontology of Abstract Objects and Our knowledge of Them"

タイトルの特別講義に出てきました。抽象的対象と言われてはいますが、フレーゲ研究で有名な方ということもあるのか、数学的対象の話が多かった印象がありました。わたしの英語力不足ももちろんありますが、それ以前に内容をフォローできなかったことが悔や…

某研究会

今日は昼前に起きて、城南市民センターであった某研究会に参加してきました。私も枠をもらって某原稿で発表してきたのですが、やはりアクラシアの問題に首を突っ込むのしばらく難しそうです。情報の共有ができたのは収穫だったので、Wigginsの論文には近いう…

熊本行き

6時起床。色々準備。 10時天神。かねてから計画していたとおり、財布を買い換える。前の財布は学部二年の頃に買ったものなので6~7年使っていたことになる。お疲れ様でした。 その後、高速バスに乗り、13時に熊本。東京の某氏と三重の某氏と待ち合わせていた…

日本倫理学会第64回大会

日本倫理学会で10月6日に発表してきました(プログラム)。 題目は「実践における知性――アリストテレス『ニコマコス倫理学』Z-H巻における個と普遍の観点から――」、司会は京都大学の水谷雅彦先生です。 原稿(pdf): https://docs.google.com/file/d/0Bzk8O7…

日本哲学会第72回大会

日本哲学会で5月11日に発表してきました(プログラム等はこちら)。 題目は「『分析論後書』B巻第19章における第一原理の問題」、司会は東北大学の篠澤和久先生です。 原稿(pdf):https://docs.google.com/file/d/0Bzk8O7t8Llx-M0hXckZyUkczQ0k/edit?usp=s…

日哲プログラム

あまりにも更新していなかったので、忘れないうちに。 日本哲学会第72回大会(於お茶の水女子大学)のプログラムが出ています。 http://philosophy-japan.org/download/807/file.pdf 私の発表は11日(土)第一会場のトリです。 この第一会場ではアリストテレ…

『分析論後書』Β巻第19章参考文献(日本語)

以前こんな感じの記事を書いていましたが、あれから参考文献が山のように増えました。以前は海外文献ばかり探していましたが、日本語文献でもかなりの数を発見したので追加してメモがてら報告します(日本の先行研究を探すように示唆していただいた高橋さん…

西日本哲学会 第63回大会(別府大学)

西日本哲学会で発表してきました。題目と内容は一つ前の記事に書いたとおりです。 原稿(PDF):https://docs.google.com/open?id=0Bzk8O7t8Llx-WE8wajdYRzVJZW8 会場と懇親会での主だった質問は以下のようなものでした。 ・原理としての定義はどのようにし…

今週末、学会発表です

12月1日(土)と2日(日)に別府大学(大分県)で開催される西日本哲学会で「『分析論後書』A巻における自体性と必然性」という題目で研究発表を行います。 アリストテレスにおける知識(エピステーメー)の必然性とはいかなるものなのかということを、「自…

『分析論後書』Β巻第19章参考文献(英語)

忙しくて更新の時間がとれないのですが、一ヶ月以上放置もあれなのでメモがわりに。 来年の某学会で『分析論後書』Β巻第19章をたたき台にして発表しようと思っているのですが、それについての論文を最近集めたり読んだりしています。今のところ以下のとおり…

九州大学哲学会 平成24年度大会

九州大学哲学会で研究発表をしてきました。 初の学会発表ということで少し緊張していましたが、今やれることはすべてやってきたと思います。 近いうちに研究室のホームページの方へ詳細な情報を載せますが、今回の題目は以下のようなものでした。 研究発表I…

来週、学会発表です

来週の9月29日(土)、九州大学哲学会において「アリストテレスにおける名目的定義の問題――『分析論後書』B巻第7章を手がかりにして――」という題目のもと発表してきます。参考文献は、今のところ以下のとおり。 Barnes, Jonathan, Aristotle’s Posterior Ana…