サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

学内発表と『デ・アニマ』読書会

10時起床。リズムは戻った。

20:30からある読書会の準備をして、14:00に博多。色々資料を受け取る。

16:00に箱崎。色々雑務を済ませた後、某後輩の学内発表に出席。テーマはヘーゲルトマソン。面白かったが、某後輩はこの路線で進むつもりはないとのこと。残念。

帰宅して、20:30から『デ・アニマ』読書会。今日は一人欠席せざるをえなかったので、富山の某氏と二人だけの読書会。

Γ巻第3章の後半部分、パンタシアーのまとめについて。

 

表象の働きは現実態における感覚によって生じる運動であるだろう。

 ἡ φαντασία ἂν εἴη κίνησις ὑπὸ τῆς αἰσθήσεως τῆς κατ’ ἐνέργειαν γιγνομένη. (429a1-2)

 

やっぱりこの定義はよくわからない。ここでの現実態はおそらく第二現実態なので、Tricotのようにパンタシアーを「第二の運動」と解するのであれば、感覚の第一現実態から第二現実態への移行が「第一の運動」なのだろうか。また、パンタシアーにおいては、感覚におけるような現実態と可能態の区別はあるのだろうか。