サラマンドラの水槽

μία γὰρ χελιδὼν ἔαρ οὐ ποιεῖ, οὐδὲ μία ἡμέρα. (Arist. EN. 1098a18-19)

近況

ご無沙汰しております。

 

最近は学会発表に論文執筆に非常勤にと多忙な日々が続いています。

備忘録的に徒然となるままに書いていきたいと思います。

 

先々週の5/20(土)に日本哲学会にて「アリストテレスにおける経験と第一原理」というタイトルで発表してきました。

かなり雑な議論をしていたので、やはりというかいろいろな人から「その結論はありえんでしょ~」という反応をいただきました。恐縮です。

現在はいろいろ考え直して、アリストテレス哲学における「原理」概念の諸相について文章を書いています(その節は時間を取っていただいてありがとうございました>>某氏)。丁寧な論証かつ大胆な主張を含んだ論文に直していきたいです。

 

上記のものとは別に論文を2つ書いていて、そのうちの1つは本日投稿しました。

すごく大ざっぱに言うと、アリストテレス哲学における意味論について考察した論文です。

もう1つのものはアリストテレスの「分析」概念についてのもので、こちらは現在ひーこら書いています。

どちらも私の博論になくてはならないトピックなので、なんとかしていきたいです。

 

非常勤では、現在、アカデミック・ライティングと倫理学入門を教えています。

前者は私自身の論文執筆の参考になりますし、後者は授業をしているだけで面白いです。

ただし、倫理学入門に関しては、私の予想以上に「文化的相対主義」についての回が難しかったらしく、来年以降の対策を考えています。

でも、どちらも楽しく授業をさせていただいております。

 

本当にまとまりがないですが、現状こんな感じです。

これからもなんとかかんとかやっていきます。